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建築外装材等へのヒートアイランド対策機能付加

11月22日に多治見市の商工会議所主催で技術講習会が開催されました。
講師は名古屋工業大学教授 岩尾 憲三氏でした。
産業界向けにヒートアイランド対策として、瓦、タイル、ブラインドの
建築資材の改良を提案されました。
太陽光は地上では1平方m当り1kwのエネルギーを持っているそうです。
これはすき焼きを調理できるエネルギーということです。
そのネネルギーを市街地ではまともに吸収してしまいます。
特にアスファルトは90数パーセントを吸収してしまい、温度が
上がり、ヒートアイランド現象を引き起こしています。
1平方mの窓から入り込んだ1kwで室温が上がれば、同じだけの
量のエネルギーをエアコンで室外へ放出しないといけません。
そこで太陽光エネルギーを吸収しないようにと岩尾教授が研究してみえます。
瓦であれば色を従来のいぶし銀から白へと変える。タイルでも同様に白色系統に
して、釉薬の色、形状を工夫して太陽光を反射させることを研究してみえます。
ただ色を白色系統にすることは誰でも考えていますが、ビルなど建築物が、白一色に
なってしまいます。また夏場の対策として行うと逆に冬に有効に太陽光を利用できない
ことも考えられます。
しかしながらヒートアイランド現象を克服するための取り組みが大きなビジネスチャンスに
なることは間違いのないところです。
タイル業界でも取り組んでみることは必要です。
(mukai)

笠原窯ぐれまつり

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10月6,7日に笠原窯ぐれまつりが開催されました。
主催は笠原美濃焼振興協議会です。当社の所属する笠原工業組合も
この協議会に参加しております。
陶磁器関連の工業組合ですが主としてタイル製造の会社が多いです。
一部、普段良く使うおなじみのご飯茶茶碗を製造している会社もあります。
そこでイベントとして、「つみあげ選手権」を開催しました。
6日の土曜日にはお茶碗をどれだけ高く積み上げれるかを競いました。
7日の日曜日には45mm×95mmのタイル(45 2丁)をピラミッドのよう
に積み上げる早さを競いました。
タイルのピラミッドは(トランプのタワーで見られたことがあると思いますが)
三角形に積み上げていく方式5段積みです。
タイルでは難しい競技でしたが、制限時間の10分を待たないで完成させた
チームが優勝しました。
他に来場者に楽しんでもらえるよう、10mm角の色とりどりのタイル(20色以
上有り)を25×25=625個のマス目に入れて自由な発想でアートを楽しんでもら
うこともしていました。
お店で展示していた安倍前首相の作品を見ていただくと、結構うまく作れるものだと
感心します。
機会があればモザイクタイルのアートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
(mukai)
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岐阜市長良川国際会議場

会議参加のために、岐阜市の長良川国際会議場へ出
かけました。
設計は世界的な建築家・安藤忠雄氏です。
建築物として見るととてもユニークです。
少し使い勝手は悪いかなという気がしますが。
時間が少しあったので一回りしてきました。
屋上庭園が売り物です。その脇には丸い小さなタイルを貼って
ある大きなドーム上のものがあります。
屋上庭園は花崗岩(だと思います)のブロックで階段状に作ら
れていて巨大な壁となっています。
階段状のところを客席とみれば、下の部分は舞台になりそうな
感じです。ある種 コロッセウムといえるでしょうか。
屋上も花崗岩のブロックがタイルのように敷き詰められています。
4つのガラスの塔が立っています。
造形的にはとても興味深い建物です。
少し残念なのは建物内で迷うことと、
屋上の水はけが今一歩のようで貯まった水がガラスの塔に流れ
こんだり、階段状のところを滝のように水が流れ落ちたであろうと
考えられるあとが見受けられることです。
機会があれば全体を見るといいですね。
http://www.g-ncc.jp/(HPアドレス)
多治見市にもセラミックパークMINOというこれもまたユニークな
建築物があります。これはまた次の機会に紹介します。
(mukai)