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タイル補修事業、中部経済にも

弊社の補修タイル事業部門補修タイル製作研究所が、中日新聞に続き、中部経済新聞でも5月23日紹介されました。
マンション等の修繕改修用の補修タイル事業に参入する後発メーカーが多い中、弊社はいち早く補修用タイルの潜在需要を感じ、従来の生産ラインに組み込んで事業化し、補修タイルのパイオニアとして注目を集めています。
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(中部経済新聞2009.5.23掲載)

鋳込み成形

やきものの成形のひとつに、鋳込みがあります。
石膏型の吸水性を利用して、土をドロ状にした泥しょうを、型に流し込んで形作る技法です。
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原型を2つ割った石膏型です。
複雑な造形になってくると、割型のパーツも増えます。

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流し込む泥しょうには、珪酸ナトリウムや、炭酸ナトリウムなど解こう剤を入れ、少ない水分で、とろみのある流しやすい泥しょうをつくります。

型いっぱいに流し込んだ泥しょうが適度な厚さになったとき、型から排出。
一定時間おいて型からはずすことで、厚みの均一な一定なものを大量に作ることができます。
薄手のもの、多角形な形、彫塑的な複雑な成形にむいています。
日常的に使われる食器、置物などに、この技法で作られたものが多く見られます。
タイルの成形のほとんどが、顆粒状原料を加圧プレスで作る乾式プレス成形なのは、焼成後の寸法や形の歪みなど、焼成リスク少なくするためですが。
とはいっても、近年は建築家の自由な発想で、タイルにも様々な面状や形が要求されます。
そこで、タイルにおいても、デザイン的な形状は鋳込みで成形する場合があります。
タイルは、建造物に集積して貼り合わせたときに、わずか0.X㎜単位の寸法や形状の差が、最終的に大きなズレになりかねません。
従って、焼成による歪みや反りなどをあらかじめ計算に入れた精密な型を作る必要があります。
分業化されている美濃、瀬戸では原型師、型屋さん、鋳込み屋さんがいて、専業の職人技が、ものつくりを支えています。
(ちなみに、メーカーを昔は「窯焼き」と呼んだのは、焼成の専門だった名残でしょう。)
また、鋳込みには、流し込む方法で、圧力鋳込みとガバ鋳込みがあります。
ガバ鋳込みは、泥しょうを入れて「ガバっと排泥」するのが語源です。
圧力鋳込みは、空気圧力で泥しょうを型に送り込み注入する方法で、さらに均一な厚みで大量に生産できる仕組みです。
このような大量生産のための鋳込みの伝統的な技術ですが、1品だけのオブジェ製作に鋳込みの技術を使って創作の可能性を広げている陶芸家に、京都の深見陶治さん、瀬戸の長井重和さん、土岐出身の林茂樹さんがいます。
鋳込みは造形的にも、可能性の広がる技術です。(Muto)

オールドタイプタイルネットで好評

楽天内の弊社ネットショップ『プロシューマ』で、二丁掛タイルの「オールドタイプタイル」がご好評を頂いています。

接着剤の開発で簡単に貼れる手軽さから、DIY用に個人の方が、自分でタイルを貼ってみようとお求め下さるようです。

オールドタイプタイルは、アンティークレンガ風のタイル。楽天プロシューマでは、アウトレットタイルのカテゴリーで販売していますが、新品規格商品です。

60㎜×227㎜二丁掛けサイズなので、ひとつずつ手貼りするDIYならではの楽しみがあります。できあがりはレンガを積んだような趣です。

社内関係者が自分で貼ってみたのが下の写真です。

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Befor 貼る前はブロック塀でした。

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どんどん貼っていきます 

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こんな感じで、接着剤をつけながら、1個ずつ手貼りしていくと・・・・。

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全部貼り終えました。さらに、タイルに合わせて、フェンスも替えてみると・・・。

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完成です!!イメージががらりと変わりました。

こんなふうに、DIYでタイル貼りを楽しんもらえれば、やきものを身近に感じてもらえるのではと、メーカーとしては嬉しい限りです。

詳しいタイルの貼り方はこちら

 さらに、弊社ではタイル用高機能接着剤ネオピタや貼り方解説書もセットになったタイルスターターキットも販売しています。