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会長、メ~テレ番組「UP!」に出演

今日、11月12日(木)放送のメーテレ、夕方の報道番組「UP!」に、弊社会長加納二郎が取り上げられます。
ぜひ、多くの方に見て頂けると幸いです。
同番組の18時17分からの特集コーナー、「これが私の生きる道!生涯現役の高齢者たち」の中での紹介になります。
特集コーナーのテーマは、「不況で先行きが見えず、閉塞感ただよう中、時代に屈せず生涯現役として生きる人々に第一線で働くその原動力はどこにあるのか?」だそうです。
収録は、どの社員よりも朝の早い会長を追って、早朝から丸1日、会長の生活を撮りました。
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会長は、82歳の今も現役の熟練したタイル製作の職人です。
その道45年。どんな特注オーダーメードタイルもお客様のご希望に沿って、研究と製作を重ね、新デザインも意欲的に開発してきました。
タイルは、現代的ではありますが、「やきもの」である以上、非常にアナログ的な予想通りにいかない世界感があります。
それを、永年の経験で計算を可能にし、予想通りの製品を作り上げてきました。
会長の熟練の技は、後継者の若い職人さんにも受け継がれ、弊社の修繕補修タイルや特注タイルの製作技術に繋がっています。
全体を通して、タイル生産の様子もご覧頂けると思います。
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インタビューに答える会長
ぜひ、ご覧下さい!

上絵付けタイル

以前のブログで、タイル浪漫館をご紹介しましたが、以来古い時代のタイルが意識的に気になります。
スピードと、生産量の多い現代では、あまり見られない手の込んだ作業工程があるからです。
伝統の中には、somethingがあって、新しい未来へのヒントを教えてくれます。
タイルは、壁面を覆う建材なので、当然の事ながら大量生産です。
成形→釉掛け→焼成と機械化された製造ラインで生産されていますが、ラインの過程の所々に人の手作業を加え、特注の製品を生産することはあります。
加納の場合、これが補修タイルのご注文に応えられる技術になっています。
昭和の時代、焼成した後でさらに上絵付けをして、もう一度焼くタイルがありました。
上絵は器で一般的に見られる技法ですが、タイルでは今は珍しいものになっています。
今では使われなくなった作業場が、そのまま残っていました。
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作業台の座布団が時代を感じます。
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色見本のタイル
その前には、色見本のタイルが並んで、職人さんやパートさんが絵筆を握っていた当時の作業風景が蘇りませんか?
作っていたのは輸出用タイルならでは。色やデザインが具象的でカラフルです。
洋風化された現代の住まいにそのまま映えるのではないでしょうか?
手の込んだ良い物は時代を経てもいいものです!
子会社、クリエイティブLABOは、ビンテージタイルを販売しています。
クリエイティブLABO・ネットショップ「プロシューマ」

CTタイルの現場

話題のエコ、「CO2削減」ですが、セラミックタイルの分野においても、「温暖化防止」や「省エネ・省資源」、セルフクリーニングや抗菌・防汚などの「メンテナンスフリー」などをテーマにした『高機能タイル』の開発が進んでいます。
進化する「やきもの」です。
このような高機能タイルのうち、『美濃焼CTタイル』を実際に使用されている施設をいくつか訪問する機会がありました。
浜松工業技術センター、理化学研究所などさまざまな実験機関において、汚れ落ちや周りの空気中の環境浄化においての効果は高い数値をあげています。
が、やはり、実際のところ利用されている皆さんの感想は一番気になるところです。
CTタイルは、汚れや有害物質のもつ(+)、(-)の電子レベルでの化学反応を促進させる「電荷触媒」を、釉薬の中に混入したタイルです。
笠原町の1自治体(現在は多治見市に合併)と触媒研究の第一人者・市村昭二博士、美濃焼タイル業界の官民一丸となって開発し、2004年に特許登録。
地場産業推奨品として、公共施設で多く使われ、大都市ではマンションなどで施工されています。
今回訪問したのも施工経年数6~7年の学校などの公共施設でした。
実感として、一番わかりやすいのは目に見える汚れがどうなっているか?です。
率直に言って、どの建物でも思ってた以上に、施工当時のままに美しいタイルでした。
掃除は全くしていないが綺麗なままという感想をあちこちで聞きました。
経年でマット調の表面のタイルの四方にはモヤモヤと薄汚れた水アカが見られることがありますが、それもありません。
中でも、多治見市の三の倉リサイクルプラザは汚れの目立ちやすい真っ白なタイルを使っているにもかかわらず、実に綺麗な外壁でした。
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綺麗な白い外壁の多治見市三の倉リサイクルプラザ
「野鳥の糞による汚れが、何も掃除しなくてもなくなったんですよ」とのこと。
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45角特殊面状のCTタイルを使った岐阜盲学校
岐阜盲学校は岐阜市の中心市街地の16,674㎡に建つ、地上4階建ての大きな学校です。
これだけ、大きいとメンテナンスは大変ですが、校舎は綺麗でした。
CTタイルは建っている建物の周りの空気中の有害物質を浄化する働きもあるので、交通量の多い市街地にはピッタリかもしれません。(Muto)