現場の声

ながいゴールデンウィークに何をする?

今年のゴールデンウィークの平均休業日は5.5日だそうです。

カレンダーの日にちに沿ってではありますが、自動車業界では長いところでは、16日間とか。

ながい休みに何をします?

ETCによる高速道路の割引で、行楽地はかなりの人手の様子です。

弊社の楽天ショップで先頃販売を始めたタイルスターターキットの発送を先程、ばたばたしておりまして、長いお休みにDIYでタイルを貼られる方がいらっしゃるのを知り、「なるほど、そのような過ごし方があったのか」と嬉しく思っております。

キットのタイル貼りの解説書を作るため、実際にタイルを貼ってもらいましたが、実に簡単です。

最近は接着剤の開発に素晴らしいものがあります。

我が家の古いブロック塀もなんとかなりそうな気がしてきました。(Muto)

 

 

ラーニングLABOが開講しました

工場の一部を開放した作陶教室と中国語講座が、3月21日から始まりました。

カルチャーセンター「ラーニングLABO」の立ち上げです。

「ラーニングLABO」は、会社事業の多様化への端緒になればと企画したものですが、加えて美濃焼メーカーとしてのノウハウや社員の特技をいかして、地域貢献ができればと考えています。

チケット制で、都合に合わせて自由に習得できる仕組みにしました。

開講初日は、中国語講座には、中国の歴史に興味のある方や、書道をされている方などが来られました。

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講師をしているのは、海外事業部担当の金龍海です。
同じ漢字の国ですが、中国語は発音が難しいから学びたいとの参加者の意見をもとに、ネイティブ発音で、まずは簡単な挨拶からスタートしました。

「桜が散る」を中国語では丁寧な表現で、「櫻花凋謝(イン・フォア・ティアオ・シェー)」というそうです。「謝」は感謝の「謝」です。

散った花に感謝の「謝」を付けるところがステキですよね。

半年から1年くらいで、旅行での会話ができるようになればと思っています。

また、作陶教室では、不肖私、武藤が講師をつとめています。ブログなどで、やきもの全般について書いております。

タタラ(粘土を板状にしたもの)による、小鉢の成形や、紐作りの手捻り、ろくろなど、陶芸のさわりを紹介いたしました。
陶芸は技法が多種で、奥が深いですが、「作りたいもの」、創作の気持ち大切に、指導できたらと思っています。

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初めての方には、ろくろで触れる土の感触が新鮮だったようで、ご好評を頂きました。

毎週土曜日に開講しています。ぜひ、覗いてみてください。                           (Muto)

なぜ、正確に再現できる?

補修タイルで「なぜ、早くできるの?」と同様に、お客様から頂戴する言葉で多いのが、「なぜ、正確に再現できる?」というものです。

弊社は釉薬をかける「施釉タイルのメーカー」ですので、再現するにあたって、施釉による方法をとっています。 お客様から届いたタイル破片を見て、使われている釉薬を的確に想定し、調合や施釉方法を微量に変えて、繰り返し見本焼きテストをします。

建設現場に合わせ特注品を多く作ってきた45年のノウハウが、正確性の土台になっていますが、焼成による変化も想定して、納得がいくまで徹底した見本焼きを繰り返しています。

お客様に最初のOKを貰ってからも、さらにいくつかのパターンもつくってみます。

職人さんは頑固な拘りをもって、妥協を許しません。誰が見ても元の破片と差がわからなくなるまで、発色やテクスチャーを求めます。

ノウハウに裏付けられたテストの繰り返しと頑固な拘りが、正確な再現につながっていると思います。(Muto)