補修タイルで「なぜ、早くできるの?」と同様に、お客様から頂戴する言葉で多いのが、「なぜ、正確に再現できる?」というものです。
弊社は釉薬をかける「施釉タイルのメーカー」ですので、再現するにあたって、施釉による方法をとっています。 お客様から届いたタイル破片を見て、使われている釉薬を的確に想定し、調合や施釉方法を微量に変えて、繰り返し見本焼きテストをします。
建設現場に合わせ特注品を多く作ってきた45年のノウハウが、正確性の土台になっていますが、焼成による変化も想定して、納得がいくまで徹底した見本焼きを繰り返しています。
お客様に最初のOKを貰ってからも、さらにいくつかのパターンもつくってみます。
職人さんは頑固な拘りをもって、妥協を許しません。誰が見ても元の破片と差がわからなくなるまで、発色やテクスチャーを求めます。
ノウハウに裏付けられたテストの繰り返しと頑固な拘りが、正確な再現につながっていると思います。(Muto)