現場の声

建築外装材等へのヒートアイランド対策機能付加

11月22日に多治見市の商工会議所主催で技術講習会が開催されました。
講師は名古屋工業大学教授 岩尾 憲三氏でした。
産業界向けにヒートアイランド対策として、瓦、タイル、ブラインドの
建築資材の改良を提案されました。
太陽光は地上では1平方m当り1kwのエネルギーを持っているそうです。
これはすき焼きを調理できるエネルギーということです。
そのネネルギーを市街地ではまともに吸収してしまいます。
特にアスファルトは90数パーセントを吸収してしまい、温度が
上がり、ヒートアイランド現象を引き起こしています。
1平方mの窓から入り込んだ1kwで室温が上がれば、同じだけの
量のエネルギーをエアコンで室外へ放出しないといけません。
そこで太陽光エネルギーを吸収しないようにと岩尾教授が研究してみえます。
瓦であれば色を従来のいぶし銀から白へと変える。タイルでも同様に白色系統に
して、釉薬の色、形状を工夫して太陽光を反射させることを研究してみえます。
ただ色を白色系統にすることは誰でも考えていますが、ビルなど建築物が、白一色に
なってしまいます。また夏場の対策として行うと逆に冬に有効に太陽光を利用できない
ことも考えられます。
しかしながらヒートアイランド現象を克服するための取り組みが大きなビジネスチャンスに
なることは間違いのないところです。
タイル業界でも取り組んでみることは必要です。
(mukai)

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